息が臭い理由は胃にある? 口臭と胃の関係とは?


息が臭い、息が臭い…というのはコミュニケーションにも問題が生じてしまいます。

口臭の原因は非常に多くの原因があるのですが、息が臭い原因が胃の不調が原因になることもあるのです。

胃からくる臭いの原因と、予防方法や治療方法についてご紹介します。

目次

  1. 胃と口臭の関係とは?
  2. 食事の後に胃から臭いが生じる?
  3. 胃からくる口臭の予防方法とは?
  4. まとめ

1.胃と口臭の関係とは?

1-1.口臭を知ろう!

口臭の9割は口腔(こうくう)内に原因があります。

口臭の原因となる口腔内のトラブルは“歯槽膿漏(しそうのうろう)”“虫歯”“歯石”“歯垢(しこう)”などです。

口臭の原因は、口腔内のトラブルに加えて、胃の不調が原因になることもあります。

口は食道を通して胃とつながっていることから、胃の不調が口臭になって現れるのです。

口内に問題がないのにもかかわわらず、口が臭い場合には胃や腸の不調を疑ってみましょう。

1-2.胃の不調が口臭の原因?

胃や腸の不調を原因とした口臭で疑うべき病気は複数あります。

口臭の症状が現れる疾病について具体的にご紹介しましょう。

【急性胃炎(きゅうせいいえん)】

急性胃炎は、唐辛子などの刺激物や飲み薬の服用、感染症などによって急激に起こる胃の炎症です。

急性という名称にあるように、急激に症状が現れる特徴があります。

安静にすることで症状は改善しますが、暴飲暴食や薬の乱用を繰り返すことで慢性的な胃炎になるので注意が必要です。

アレルギー反応によっても現れることがあり、食物アレルギーを持っている場合には急性胃炎の可能性が高まります。

【慢性胃炎(まんせいいえん)】

乱れた食生活やストレスなどによって、胃炎が慢性的に現れる症状が慢性胃炎です。

慢性化していることから口臭が症状として現れます。

慢性胃炎は、喫煙・飲酒といった生活習慣も大きく影響するのです。

【胃潰瘍(いかいよう)】

胃潰瘍は胃の粘膜の表面がただれて崩れる症状の疾病です。

直接的な原因は“胃酸”であり、胃酸が胃の粘膜を溶かしてしまうということで起こります。

間接的な原因は、ステレスによる胃酸過多や喫煙や飲酒に加えて、ピロリ菌への感染です。

症状としては口臭のほかにも、“胸やけ”“食欲不振”などがあります。

【十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)】

十二指腸潰瘍は胃と腸をつなぐ十二指腸で潰瘍が起こる疾病です。

胃酸によって十二指腸潰瘍がただれて崩れる症状があわられます。

胃潰瘍の症状が食事後に現れるのに対して、十二指腸潰瘍は空腹時に現れるという特徴です。

胃潰瘍同様に症状が口臭にあわられることもあります。

このように、口臭の原因が胃炎や潰瘍である可能性もあることから、原因不明の口臭に悩んでいる場合には、胃からくる口臭を疑ってみましょう。

1-3.口臭の原因はピロリ菌?

胃炎や胃潰瘍などの原因である“ピロリ菌”には注意が必要です。

消化器官に栄養を及ぼすピロリ菌は口臭の原因になることも考えられます。

ピロリ菌が口臭の原因になるといっても、口臭の9割は口腔内トラブルが原因です。

ピロリ菌などを疑う前に、歯科医院の検診を受け口内に原因がないかを確認します。

それでも口臭が直らないという場合には、ピロリ菌を始め消化器官の疾病の可能性があるので消化器内科に相談しましょう。

2.食事の後に胃から臭いが生じる?

2-1.胃から口臭は生じない?

食事の後に、胃から臭いが上がってくるというイメージを持っている方も多いとは思いますが、このようなことは基本的にありません。

呼吸をおこなう気管と食事をおこなう食道は全く異なるのです。

食べのもの食べることには気管が閉まり、呼吸をする際には食道が閉まるという構造であるため、食事の後に胃から臭いが上がってくるということはありません。

このことから、ゲップなど胃から直接上がってくる空気以外には、胃から臭いが漏れるということは基本的にないと考えて良いでしょう。

2-2. 食事の後のニンニク臭さは何が原因?

食事後に、臭いが胃から上がってこないということを考えると、食事の後の口臭とは何が原因なのでしょうか?

ニンニクなどの臭いのきつい食事の後に、口が臭うというのは、食後のゲップや口内に残ったニンニクの成分が原因なのです。

実はニンニクの場合、口臭がきつくなるというのは胃からの臭いではありません。

ニンニクが口臭になる原因は、ニンニクの臭い成分が血液に取り込まれ、呼吸とともに肺から排出されるという原因もあります。

ニンニクを食べた後に口臭が生じるのは、“胃からではなく、肺から発生している”ということを覚えて起きましょう。

3.胃からくる口臭の予防方法とは?

3-1.口臭の原因となる病気を改善しよう!

胃炎や胃潰瘍を改善予防するためには、症状の改善・予防が大切です。

口臭の原因となる病気の多くは“ピロリ菌の除菌”や“食生活を改める”ことによって改善や予防ができます。

胃炎や胃潰瘍などが口臭の原因と疑わしい場合には、消化器内科に相談し早めに解決するようにしましょう。

3-2. ゲップが多いのは呑気症?

食事後に、胃から上がってくる臭いの元となる“ゲップ”が多いという場合には、“呑気症(どんきしょう)”の可能性があります。

呑気症というのはその名前のとおり、空気をのんでしまうという症状です。

病気というほど深刻な症状ではないのですが、食事後や会話中などに胃にたまった臭いの成分を含んだ空気が排出されることで、口臭と同様に相手を不快にすることがあります。

呑気症の特徴は、無意識に空気をのんでしまう症状であることから、対策が難しい病気です。

原因がストレスにあることから、ストレスを無くすことで症状が治まることもあります。

呑気症は消化器科、心療内科、耳鼻咽喉科などで診察・治療を受けましょう。

3-3.口臭が気になる場合には、まず歯科医に相談しよう!

口臭が病気などの影響であることを疑う前に、口臭の原因が口腔内ではないことを確かめなければ意味がありません。

胃からくる口臭を気にする前に、口腔内の専門である歯科医に相談し、それでも解決できない口臭の場合には、ほかの病気を疑いましょう。

まとめ

口臭の9割は口内が原因です。

胃からくる口臭は、残りの1割が原因となります。

口臭のほとんどは口内環境が原因ですが、胃や腸の疾病などの可能性もあることを覚えておきましょう。

そこで、胃からくる口臭の原因となる病気と胃からくる口臭の予防方法についてご紹介します。

【口臭の原因となる病気】

  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍

このような病気は、口が臭いなどの症状を生じることが知られています。

ただ、口臭よりも胃痛や胸焼けなどの症状の方が強く現れる傾向があり、口臭が病気のサインとなることは、ほとんどありません。

胃からくる口臭として病的なものを除くと、食事後の臭いがあります。

食事後に口臭を感じるという方も多いとは思いますが、人間の体の構造を考えるとい臭いが口臭として現れることはほとんどありません。

ニンニクなどの一部の食品に関しては、臭いの成分が血液中に溶け込み呼気として排出されることもあります。

最初に述べたように、口臭の原因は9割が口腔内のトラブルが原因です。

口臭対策では、他の原因を考える前に、口腔内の問題を特定し解決しましょう。

胃からくる臭いが気になるという場合でも、まずは歯科医の診察を受け口内に問題がないかを確かめることが大切です。