フッ素塗布の効果について知りたい! 人体への影響と共に詳しく解説


フッ素塗布とは、虫歯予防のため歯にフッ化ナトリウムを塗布することです。赤ちゃんから高齢者まで幅広い年代で受けることができる療法のため、虫歯予防の効果が高いなら受けてみたいと思っている人もいるでしょう。その一方で、フッ素塗布がどのようなメカニズムなのか、よく理解してから検討したいという人もいると思います。

そこで今回は、フッ素が虫歯を予防するメカニズムやフッ素塗布の効果などを解説しましょう。

  1. フッ素塗布の基礎知識
  2. フッ素塗布を行う方法
  3. フッ素塗布に関するよくある質問

この記事を読めば、フッ素塗布のメリット・デメリットもよく分かります。フッ素塗布を受けてみたいと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.フッ素塗布の基礎知識

はじめに、フッ素塗布の効果や虫歯を防ぐメカニズムを解説します。

1-1.フッ素塗布とはどのようなものか?

フッ素塗布とは、歯科医院で行うことができる虫歯予防の1つです。歯にフッ化ナトリウムを塗布することで、口の中に酸が生成されるのを防いだり、歯のエナメル質を強化したりできます。歯が生え始めてすぐ行うことができるので、乳歯の虫歯予防にも効果的です。また、歯周病により歯茎が下がると今まで歯茎内に隠れていたセメント質や象牙質が露出し、そこが虫歯になりやすくなります。そこで、虫歯予防にフッ素塗布をすすめられることもあるでしょう。

1-2.フッ素塗布は自分ではできないのか?

フッ素入りのうがい薬や、歯磨き粉も市販されています。しかし、市販されているデンタルケア製品に含まれているフッ素は低濃度で、口腔(こうくう)内に酸が生成されるのを防ぐことはできますが、歯のエナメル質を強化する効果は期待できません。ですから、定期的に歯科医院でフッ素塗布を行い、毎日のデンタルケアはフッ素が含まれている歯磨き粉などを使うといいでしょう。

1-3.フッ素塗布の安全性について

フッ素は、強酸性の物質で劇物に指定されています。そのため、フッ素が体に悪影響を与えるのでは? と心配する人もいるでしょう。しかし、前述したように歯に塗布されるフッ素はフッ素化合物の一種、フッ化ナトリウムです。毒性はとても低いので、歯に塗布するくらいの量では、健康に影響が出る可能性はとても低いでしょう。また、歯科医師がきちんと指示をして塗るので、安心です。

2.フッ素塗布を行う方法

この項では、フッ素塗布を行う方法について解説します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.フッ素塗布を行える場所

フッ素塗布は、歯科医院で行うことができます。ほとんどの歯科医院で行っていますが、初めて行う場合は念のために歯科医院に問い合わせましょう。かかりつけ医がある場合は、そこで行うのが一番です。

2-2.フッ素塗布を行える年齢

フッ素塗布は、歯が生え始めたら行うことができます。歯が生えそろう1歳前後になったら、かかりつけ医を作ってフッ素塗布について相談してみましょう。小児歯科をかかりつけ医にすれば、細かなケアをしてもらうことができます。成人の場合は、まず歯の状態を確認してもらい、フッ素塗布を受けましょう。

2-3.フッ素塗布の頻度

フッ素塗布は、3~6か月に1度行うのが効果的です。ですから、3~6か月ごとに口腔内のチェックを受け、同時にフッ素塗布もしてもらいましょう。定期的に歯科医院に行く習慣をつければ、歯石取りや歯の定期検診も行うことができます。

2-4.フッ素塗布のデメリット

さて、ここまでフッ素塗布の効果について紹介してきましたが、フッ素塗布にはデメリットもあります。使うフッ素の種類によっては、歯に色素が沈着しやすくなったり、知覚過敏が悪化したりするでしょう。ですから、知覚過敏の人は、歯科医師とよく相談をしてからフッ素塗布を行ってください。また、「フッ素塗布をしたら急に冷たいものや熱いものが歯にしみるようになった」という場合は、すぐに歯科医院を再受診しましょう。

2-5.併せて行いたい日常のケア

フッ素塗布をしたからといって、虫歯にならないわけではありません。日常のケアも大切です。歯磨きは、最低でも夜寝る前と朝食後には行いましょう。また、時間がない場合はデンタルリンスなどで口の中をすすぐのも効果的です。特に、子どもは親がしっかりとデンタルケアの習慣をつけることが大切になります。また、歯ブラシのほか、デンタルフロスなどを用いて歯のすみずみまでケアをしましょう。フッ素塗布を受けるついでに歯磨き指導をしてもらってもいいですね。

3.フッ素塗布に関するよくある質問

Q.フッ素塗布は健康保険が適用になるでしょうか?
A.フッ素塗布が健康保険適用になるには、虫歯があることや歯周病であることが条件になります。健康な歯にフッ素塗布をする場合は、自費診療です。ちなみに、自費診療は5,000円前後、保険適用で約2,000円前後になります。

Q.子どもは、小児歯科でフッ素塗布を受けたほうがいいですか?
A.それが一番ですが、周囲に小児歯科がない場合は普通の歯科でも問題ありません。

Q.フッ素塗布は、どのくらいの時間がかかりますか?
A.約30分です。事前にレントゲンなどの検査があれば1時間程度になるでしょう。

Q.フッ素塗布は事前予約をせず、いきなりやってもらうことはできますか?
A.歯科医院により対応が異なるので、まずは問い合わせてください。

Q.フッ素塗布をした日は、食べられないものなどはあるでしょうか?
A.特にありません。ただし、歯科医師から注意事項を申し渡されたら、必ず守ってください。

まとめ

いかがでしたか? 今回はフッ素塗布について解説しました。特に、乳歯は虫歯になりやすいので、歯科医師からフッ素塗布をすすめられることもあるでしょう。また、虫歯の治療をした後でフッ素塗布を行えば、健康保険が適用になるため、安価で行うことができます。フッ素塗布はデンタルケアの中では痛みも少なく、短時間で行えるものです。医師からすすめられたら、ぜひ受けてみましょう。市販のフッ素化合物配合のデンタルケア製品と組み合わせて使用すれば、さらに虫歯予防に効果的です。