歯磨きのベストタイミングを知りたい! 1日何回磨けば効果的?


歯磨きは、虫歯や歯周病予防に欠かせません。毎日複数回歯磨きをする、という人も珍しくないでしょう。しかし、ただ歯を磨けばよいというわけではありません。歯磨きはタイミングが大切です。ベストタイミングで歯磨きをすれば、虫歯や歯周病を防ぐ効果がさらに期待できるでしょう。
今回は、歯磨きをするタイミングについて解説します。

  1. 歯磨きのタイミングが重要な理由
  2. 歯磨きのタイミング
  3. 歯磨き以外に虫歯や歯周病を予防する方法
  4. 歯磨きのタイミングに関するよくある質問

この記事を読めば、歯磨きを効果的に行う方法がよく分かります。虫歯を予防したい、虫歯の再発を防ぎたいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.歯磨きのタイミングが重要な理由

歯磨きは、歯についた食べかすを落として歯垢(しこう)をつきにくくします。虫歯や歯周病の原因となる細菌類は、歯垢の中で繁殖しているので、歯垢の元になる食べかすを落とすことは、虫歯や歯周病の予防にとても効果的です。ただし、食べかすは時間がたつほど落ちにくくなるので、歯磨きをするタイミングが重要になります。

2.歯磨きのタイミング

この項では、歯磨きをするタイミングについて解説します。いつ行うのがよいのでしょうか?

2-1.歯磨きは食べてすぐ行うのはダメなの?

歯磨きは食後30分ほど後に行ったほうがいい、という説があります。これは、食後すぐは口の中が唾液などによって酸性に傾いており、すぐに歯を磨くと歯のエナメル質を傷つける可能性があるため、という理由です。しかし、酸の影響で歯が溶けだしやすくなる酸蝕症(さんしょくしょう)という病気でない限り、歯のエナメル質は歯磨き程度では傷つきません。ですから、健康な人ならば、食後すぐに歯磨きをしても問題ないでしょう。

2-2.歯磨きは1日何度行うのが理想?

虫歯や歯周病予防を徹底したい場合は、毎食後に加えて朝起きてすぐと就寝前に歯磨きをするのが理想です。就寝中は口の中に唾液が少なくなり、虫歯の原因となるミュータンス菌などが繁殖しやすい状態になります。ですから、寝る前に歯をよく磨き、朝起きてすぐにもう一度歯を磨けば、大幅に虫歯や歯周病のリスクを減らすことができるでしょう。これに、毎食後の歯磨きを加えれば完璧です。しかし、1日5回歯磨きをするのはかなり大変だと思います。そこで、朝食後と夜寝る前に丁寧な歯磨きを行い、後はうがいをしたり、デンタルリンスなどの液体歯磨きを使用するといいでしょう。

2-3.歯磨きは1回何分磨けばいいの?

歯の汚れをすみずみまで落とそうとした場合、10~15分ほど歯磨きをするのが理想です。しかし、1回15分も歯磨きをするのは、なかなか大変でしょう。そこで、歯間ブラシや電動歯ブラシ・デンタルリンスなどを利用し、効率よく歯磨きを行えば、時間を短縮することができます。もしくは、朝は時間がないからさっと歯磨きをして、夜にじっくりと時間をかけて磨いてもいいでしょう。

2-4.歯磨きの方法

歯に歯ブラシが直角に当たるように歯磨きをすれば、最もよく食べかすが落ちます。歯と歯茎の境目や、歯と歯の隙間なども丁寧に磨いていきましょう。歯ブラシでは磨き切れない場合は、デンタルフロスやデンタルリンスを使用します。

2-5.子どもの歯磨き

赤ちゃんは、歯が生え始めたらやわらかいガーゼで歯の汚れをこすりましょう。歯ブラシを使うのは、しっかりかんで食べる離乳食が始まった後です。乳歯は永久歯よりもやわらかく弱いので、親がしっかり磨いてあげましょう。食後や寝る前に磨いてあげてください。また、幼児の頃は、おやつの後にうがいをして食べかすをできるだけ取り除きましょう。もちろん、磨けるならば歯を磨くのが最適です。なお、子どもの歯ブラシは年齢に合ったものを使いましょう。

3.歯磨き以外に虫歯や歯周病を予防する方法

毎食後に歯を磨いても、歯垢を完全に防ぐことは難しいでしょう。そこで、3か月~半年ごとに歯医者に通い、歯の状態を診てもらうことが大切です。歯医者が大好きという人はいませんが、健康な歯を守るためにがんばりましょう。子どもの場合も、特に乳歯と永久歯が抜け代わる頃、歯並びが一時的に悪くなるので虫歯になりやすくなります。定期的に歯医者に通い、歯の状態を診てもらいましょう。かかりつけの歯科医を1軒作っておくと、歯や歯茎・歯並びに関する相談ができて便利です。歯のクリーニングや歯磨き指導なども丁寧に行ってくれる歯医者もたくさんあるため、ぜひ定期的に歯医者に通う習慣をつけましょう。

4.歯磨きのタイミングに関するよくある質問

Q.絶対にこのタイミングで歯を磨いておくべき、というときはありますか?
A.夜寝る前と朝食後です。起床後すぐと朝食後の2回歯を磨くのは大変という場合、起床後はデンタルリンスでうがいをして、朝食後に歯を磨きましょう。

Q.歯ブラシはどのくらいの硬さのものを使えばいいですか?
A.「ふつう」を使いましょう。歯茎から血が出やすい人は「やわらかめ」がおすすめです。

Q.子どもが歯磨きを嫌がります
A.歯磨きを楽しむ絵本や、DVDなどを見せて歯磨きの大切さを教えましょう。また、親が仕上げ磨きをする際、力を入れすぎないようにしてください。

Q.ジュースを飲んだだけでも歯磨きをしたほうがいいでしょうか?
A.ジュースには糖分が含まれているので、虫歯の原因にはなります。しかし、食べかすは付着しないのでデンタルリンスで口をすすぐだけでも効果があるでしょう。

Q.歯医者の選び方にコツはありますか?
A.通いやすい場所であることや口コミ、診察を行っている内容などを比べて決めましょう。たとえば、歯科矯正や口腔(こうくう)外科は行っている歯科医院が限られています。また、審美歯科といって歯のクリーニングなどを重点的に行っている歯科医もあるのです。

まとめ

いかがでしたか? 今回は歯磨きのタイミングについて解説しました。歯磨きは、食後すぐに行えば食べかすがたまることはありません。また、睡眠中はミュータンス菌が繁殖しやすいので、朝起きたらせめてうがいをして口の中を清潔に保ちましょう。また、定期的に歯医者で歯垢除去や歯磨きの指導・歯の状態をチェックしてもらえば、虫歯が見つかってもすぐに治療ができます。