歯と体の関係は? 歯周病が病気を悪化させることも


「歯は食べ物を噛むためだけのもの」と考えていませんか?
私たちの体は様々な臓器や器官から成り立っていますが、これらがそれぞれの機能を正常に果たしていてもそれだけでは健康的な体にはなり得ません。
大切なのは、それらの臓器や器官がお互いにバランスを取り合いながら、正常に働いていること。
実は歯は、ただ単に食べ物を噛むためのものではなく、私たちの健康的な体を維持する上で非常に重要な役割を果たしているのです。
「すべての健康は歯から」という言葉を聞いたことがありませんか?
歯に不調が起こると、体のあちこちに影響を及ぼすことになる例をご紹介したいと思います。

歯周病と糖尿病の関係

歯周病は今や「国民病」と呼ばれており、成人だけでなく若年者にも多く見られるようになってきました。
歯周病の症状としては、歯茎の赤みや腫れ、出血等ですが、悪化すると歯と歯茎の境目の溝がどんどん深くなっていきます。
実は歯周病は糖尿病と深い関係にあると言われており、糖尿病の合併症の一つとして歯周病があることは割とよく知られています。
しかし、最近になって、歯周病が糖尿病の症状を悪化させる要因になる、ということも分かってきています。
つまり、歯周病と糖尿病はお互いに悪影響を及ぼし合っている、ということです。

歯周病は脳梗塞を起こしやすい

歯周病が及ぼす体への影響は、糖尿病だけではありません。
歯周病原因菌の刺激によって血管内にプラークができ、血液の通り道が狭くなります。
その結果、血管の詰まりが起こり動脈硬化や脳梗塞といった疾患が起こりやすくなると考えられています。
特に普段から血圧やコレステロールが高めの人は歯周病にならないように十分に気を付けなければなりません。

噛み合わせのズレが骨格の歪みに

では、虫歯などが原因で歯が欠損した状態になると、体への影響はどうなるでしょうか。
1本や2本なら歯がなくても問題ないと思う人も多いでしょうが、実はたった1本でも歯がなくなってしまうと体に大きな負担を与えることになってしまいます。

まず、1本の歯が欠損すると、その周囲の歯にかかる負担が大きくなり噛み合わせにズレが生じます。
このズレが体全体のバランスを崩し、骨格の歪みにつながり頭痛や肩こりといった症状を引き起こす原因になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • 歯周病と糖尿病は深い関係にある
  • 歯周病は脳梗塞を起こす原因になる
  • 噛み合わせのズレが骨格に歪みにつながる

このように、歯の不調は私たちの健康に様々な悪影響を及ぼすことになります。
歯の役割と意味をよく理解し、健康な体作りのためにも歯を大切にしましょう。